温故知新
ふるきをたずねて新しきを知る
昭和に学んだ成功哲学
振り返ってみました。
23歳の時に受講した
2日間の自己能力開発トレーニングで
学んだ「失敗の3要因」
【失敗の3要因】
1. 自分自身に忠実でない
2. 言い訳をする
・他人と比較する
・物事を引き延ばす
3. 無目標
前回の
に続いて、
今回は
3要因の中でも最大の要因「無目標」です。
講師からの学びを
自分なりにまとめてみました。
講師から質問がありました。
「あなたは目標を持っていますか?」
全員が「はい!」と答えました。
この後、講師から
アメリカのある有名大学の
無作為調査の話がされました。
数百人の学生に
個別インタビューで二つの質問をしました。
一つ目の質問は
「あなたは人生に目標を持ってますか?」
ほとんどの人が「はい」と答え、
「その目標を聞かせてほしい」と伝えると、
「成功したい、、、」
「幸せになりたい、、、」
「金持ちになりたい、、、」
そんな漠然としたことを
口にする人が大多数でした。
二つ目の質問は
かなり具体的に
目標を語った人にだけされました。
「その目標を達成するために
計画を書き出していますか?」
「はい!」と答えたのは
全調査のうち2%の人でした。
目標と計画のために
時間と労力を使ったのが
たった2%の人だったのです。
その後、数十年の追跡調査でわかった事は
調査対象となった全員の収入合計のうち
90%以上をその2%の人達が得ていた!
という事実です。
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私たちは
無計画で挑んだら一生かかることでも
計画を立てれば5年以内に達成できる
と言われています。
それでも
多くの人が目標を具体的に立てないのは
面倒だから、そのうちやろう、、、
…と後回しにしてしまうからだと思います。
「そのうちに、、、」
というモードは「永久的な先延ばし」に入った。
と自覚しなければいけません。
いつかある日が来ると信じたいのです。
人間とは元来そういうものです。
怠惰なロマンチストなのです。
人生の計画は立てないくせに
来年の旅行は綿密に立てたりします。
一体、人生と、旅行と、
どっちが大切なのでしょう?
まったくもって皮肉なことです。
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目標なく生きている人は
カジの無い船に例えられます。
風や潮の流れに身を任せているだけで
いつどこにたどり着くのか
まったく見当がつかないのです。
それでいて
いつかステキな港に着いたらいいなあ、、、
叶うことのない願望だけは
持っているのです。
目標も立てずに成功しようというのは
干し草の中に針を探すようなものです。
しかも針がどんな物かさえ知らずに…。
会社に例えるとわかりやすいです。
目標も立てずに健全経営する会社など
聞いたことがありません。
もし、
あなたが会社員だったとしても
あなたの人生においては「社長」です。
人生に雇われている訳ではないからです。
あなたの名前の後に「株式会社」を
付けて口に出してみてください。
あなたが山田さんだとしたら、
あなたは「山田株式会社の社長」です。
あなたのカジ取り次第で
会社の行き先が決まるのです。
もし、
あなたが会社員だったとしても
今、勤めている会社の下請け業者
「山田株式会社の社長」なんだ!
と心構えをセッティングするのです。
あなたとあなたの家族は株主です。
あなたの使命は好業績を上げて
会社の株価を上げていくことです。
株主の期待に応えることです。
成功も失敗もあなた次第。
一家の大黒柱とはそういうものです。
この意識を持つと
目先の出来事に損した得したと
一喜一憂することもありません。
どうしたら
山田株式会社を必要としてもらえるか!
奪うことより与えることを優先します。
どうしたら
山田株式会社への報酬を
多く支払ってもらえるか!
与えた成果に見合う利益が発生します。
そんな経営努力が
山田株式会社を成長させます。
努力が報われないなら
元請けを変えるのも選択肢です。
転職のことです。
それでも報われなければ
本当に起業すればいいのです!
過激発言かもしれませんが
結局、仕事とはそういうものだと思います。
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次回は、
どうやって目標を立てたらいいのか?
「目標の設定の仕方」
について話そうと思います。