分かれ道

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まさかの廃業

続々 まさかの廃業【転】

投稿日:2018年3月5日 更新日:

前回の続きです。

 

経営は本当に難しいと思います。
情熱があればあったで難しいです。
「情」や「世間体」に流されてもダメ。

 

売上が一気にゼロになるなど
一発KOを食らったなら
潔くあきらめも付くし
開き直れるのですが、

 

ボディブローのように
徐々に効いてくるダメージは
攻めるべきか?守るべきなのか?
正確な判断を鈍らせます。

 

いかに
傷口の浅いうちに手放せるか!?
「負けを認める勇気」
「見切りを付ける機転」
そういった要素も経営には必要…。

 

…かと言って
安易な「あきらめ」なんて有り得ないし
ビビってたんじゃ絶対に勝てない。

 

その境界線がどこなのか!?
なかなか正確に判断できるものじゃない。

 

どこまで踏ん張れるか?
それはその人の持つ裁量であって
人それぞれ器の大きさが違うように
さまざまです。

 

わたしの場合は、
今この時が引き際なんだと思います。

 

わたしは25歳の時にも会社を興しました。
当時の前職の仲間と一緒に起業しました。
勢いだけの会社はたった1年で破たんして
借金しか残らなくて苦しかったけど
楽しかったし学びも多かったです。

 

今回の事業は17年も継続できました。

 

「企業の生存率」っていう話、
あなたは聞いたことありますか?

 

起業して5年で80%が廃業して、
残った会社の80%が次の5年で廃業。
…っていう統計の話。

 

つまり10年生き残れる会社は
4%しかなくて、96%が潰れる…。
そんな話だったと思います。

 

そんな中で17年やってこられた。
これは統計的には1%以内に入ってる。
100社のうちの1社に入ってるはず。

 

自分としてはよく健闘した…。
そう褒めてやってもいいですよね?
企業の寿命は長くても30年…
ていう説もあります。

 

「損切りできない経営者は失格」
これが、経験から学んだ教訓です。

 

不謹慎な表現かもしれませんが
スタッフは、またどこかに就職すればいい。
生徒さんは、またどこかに通えばいい。

 

冷徹に聞こえるかもしれないけど
スタッフや生徒さんが
私の人生を背負ってくれる訳ではない。
今回の【完全撤退】は
何年もずっと胃をキリキリ痛ませながら
悩みに悩んだ挙句の結論です。

 

残りの人生、
おそらく与えられるであろう20年。
これからどう生きるか!?
それを考えた結果です。
いずれまた起業するとは思いますが…。

 

不本意、理不尽、不運、想定外、、、
私達はそういったマイナスの結果を
普段から連想しないよう生きてます。

 

駆け出しの頃から
プラス思考で生きろ!
…と、教えられてきましたし。

 

わたしたちは
起きてほしくないことは
深く考えないようにしています。
本能的に恐怖を避けています。

 

だから、いざとなった時
ショックを受けるんです。

 

まさか、こんな事になろうとは、、、
まさか、わたしが、、、?

 

でも、そんないつかある日は
誰にでも訪れる可能性があります。

 

どんな仕事であれ
どんな業界であれ
どんな人生であれ

 

良い時期もあれば悪い時期もある。
どんな結果になろうとも
受け入れて生きていくしかないです。

 

それが成長なんだと
そう信じて生きていこう!

 

最後までお読みいただき
ありがとうございました。

 

 

 

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