「それ知ってる」と思った瞬間に
相手から情報収集する機会を失くしている。
「聞く」という字は
「耳」に「門」が付いている。
人はその門を自分の都合のいい様に
開いたり閉じたりさせている。
教える側は、
より伸びしろのある人にだけ
イイ情報を伝えたいと思っている。
それなのに「知ってる」と言われれば
貢献の精神は萎えて教える気も失せる。
逆に聞き上手の人には
多くを語ってしまうだろうし、
つい口を滑らせて秘密情報さえ
洩らしてしまうかもしれない。
「知ってる」と「わかってる」は
理解度のレベルが違う。
「知ってる」という人に、
「それでは説明して下さい」
と振ると、シドロモドロで
ほとんど説明できないことが多い。
説明できないということは
わかってないということ。
「知ってる」を口にして得することはない。
「知ってる」を口癖にしていると師匠も持てない。