コレステロールについて
コレステロール降下剤は「アルツハイマー病」のもと?
- コレステロールを下げる薬(スタチン)を閉経後の女性が服用すると「糖尿病」になるリスクが、48%も増えることがわかっています。
- また糖尿病を患うと「アルツハイマー病」になるリスクは2倍になります。
「コレステロール」は脳に必須な栄養素!
- 最新の研究では、血中コレステロール値が低い人ほど “認知症になりやすい” ことがわかっています。
- 健康診断で指導される「LDLコレステロールを下げましょう…」は間違いといえます。
- LDLは一般的に「悪玉コレステロール」と呼ばれますが、そもそもこれが間違い。LDLはコレステロール分子ではないです。
- LDLとは「Low Density Lipoprotein」の略、つまり「比重の低いリポタンパク質」のことであって、悪いところは何もありません。
- それどころか、LDLはコレステロールを脳に運んでくれる立役者。
もし認知症になりたくないなら食事からしっかりコレステロールを摂ること。
- 「コレステロール」は敵じゃなくて脳を若く保つ味方なのです。
身体にいい油とは?
- オメガ6脂肪酸の大量摂取は “脳疾患” に結び付きます。
(オメガ6を含むものには、ベニバナ油、コーン油、キャノーラ油、ヒマワリ油、大豆油などがあります)
- オメガ3とオメガ6の摂取比率が、太古の昔「1:1」に対し、今日では「1:10~25」になったと人類学でわかっています。
- オメガ3はシーフードに豊富ですが、本来は野生動物の肉にも含まれています。
しかし、穀物で育てられた動物は、餌にオメガ3が含まれていないので、肉にも備わっていません。
- つまり私たちは “牧草で育った牛” や “天然の魚” を食べる必要があります。
- 総コレステロール値の高い高齢者は、記憶機能が優れていますし、パーキンソン病になるリスクも著しく低い傾向にあります。
- 逆に、LDLコレステロール値(いわゆる悪玉コレステロール)が低い人は、パーキンソン病にかかるリスクが45倍高いです。
注意すべきはLDLを酸化させないこと
- LDLは “活性酸素” からの攻撃によって酸化されると、働きが低下して脳細胞が必要とするコレステロールを脳に運べなくなってしまいます。
- 特に血糖値が高いと、糖分子とLDLが結びついて別のタンパク質となって、活性酸素の発生を50倍に増やしてしまいます。
- 酸化したLDLは血管内壁に入り込んで、血流に戻れなく留まってしまいます。
- これが「アテローム性動脈硬化症」と言われるもので、血管を閉塞させて脳で詰まれば脳卒中、心臓で詰まれば心筋梗塞となります。
- LDLコレステロール自体は敵ではありません。
- 問題は “高炭水化物” の食事がLDLの酸化を助長して「動脈硬化」と「脳機能の低下」を招いている現実です。
今世紀最大の「健康詐欺」
- 私たちは、食事による脂肪のせいでコレステロール値が上がり、そのために心筋梗塞や脳卒中になると思い込まされてきました。
- 20年前の研究で、それが間違いだと証明されているのに、いまだにそれを信じています。
- 脂肪やコレステロールを大量摂取することで心臓疾患を引き起こすという “仮説” が間違っていたことは何度も示されています。
- それなのに、プライドや利権を守ろうと、科学者・企業・政府機関までもが相変わらず “仮説” を検証し続けています。
- 私たちは、今世紀最大の「健康詐欺」にあっているのです。
- コレステロール値を下げれば健康で長生きできるという通説ほどいい加減なものはないです。
医学専門誌ランセットでの研究報告
- 平均89歳の高齢者724名を対象にしたオランダの研究者による10年間の追跡調査で、亡くなった642名を検証したところ、
- 総コレステロールが39ポイント増加すると、死亡リスクは逆に15%低下していたことが判明。
- 「高コレステロール集団」と「低コレステロール集団」との違いをみると、冠状動脈疾患による死亡には差異がなかった。
- 「高コレステロール集団」の方が、ガンや感染症による死亡率が著しく低かった。
- 総コレステロールが特に高い人たちの調査では、その後10年間で死亡した人は、高コレステロールの集団の方が48%も低かった。
- つまり、高コレステロールは延命長寿のカギになる。
2008年「神経学」に掲載されたALS(筋萎縮性側索硬化症)の研究報告
- ALSには効果的な治療はなく、体の運動ニューロンの慢性的な変性疾患であり、発症後2年から5年で死に至る。
- FDA(アメリカ食品医薬品局)は、服用すると寿命が3ヶ月延びる医薬品リルテックを承認したが、高価な上に肝臓に有害なので、ほとんどの患者は服用していない。
- フランスの研究者によると、高コレステロールの患者は平均で1年長生きしているので、高脂血症(高コレステロール)は、ALS患者には有用と報告されている。
2010年「米国臨床栄養学誌」の研究報告
- 脂肪と心臓疾患にまつわる「一般常識の背後に隠された真実」を明らかにした論文が掲載された。
- 過去34万人のデータを見直した結論が、
飽和脂肪酸の摂取は、冠状動脈性心疾患、脳卒中、心血管疾患のリスク増大とは無関係というものだった。
(飽和脂肪酸を多く含む食品:肉、牛乳、バター、卵黄、チョコ、ココナッツ、パーム油など)
- それどころか、
飽和脂肪酸を最も多く摂取している集団は、冠状動脈性心疾患のリスクが19%も低かった。
- 最新の報告では、飽和脂肪酸の摂取と肥満、心血管疾患、ガン、骨粗しょう症との明白な関係性は示されていない。
- むしろ、肥満や身体的不活性に反映されるインスリン抵抗性と炭水化物の量と質との相互作用を研究すべきだと研究者たちは述べている。
動物性脂肪が多い食事で「動脈が詰まる」は間違い
- ワシントン大学の心臓外科医ミラー博士が2010年に出版した「低脂肪・高炭水化物の食事による健康上の利点」では次の発表がなされている。
60年に及んだ「低脂肪・高炭水化物」の食事の時代は終わる。
それは、炭水化物を多く摂り過ぎるがゆえの健康被害が広く認知され、飽和脂肪酸の健康上の利点が認められるから…。
- 最近30年間では、「低脂肪・低コレステロールの食事によって血清コレステロールを下げれば、心臓発作や死亡率を下げる」という説を明確に示す研究発表はありません。