炭水化物について
さて、クイズです!
次のうち最も「血糖値」を急上昇させるのは?
- 全粒粉のパン
- チョコバー
- 精白糖 大さじ1杯
- バナナ
答えはGI値(グリセミックインデックス)を調べればわかります。
GI値とは、血糖値の上がりやすさを数値化したもので、ブドウ糖をそのまま摂取した時の上昇率を100として比較します。
つまり、100に近いほど血糖値を急増させる食品といえます。
「答え」はこちら、、、
4種類のGI値はこの通り
- 全粒粉のパン 71
- チョコバー 55
- 精白糖 大さじ1杯 68
- バナナ 56
答えは「砂糖」でもなく「チョコ」でもなく「パン」とは驚きです。
しかも「全粒」だろうと「精白」だろうとGI値は変わらないので、全粒だからいいという考えは間違いです。
30年以上も前から「小麦」は「グラニュー糖」より血糖値を上昇させることがわかっているのです。
あらゆる炎症の源は “炭水化物”
人間にとって「炭水化物」の摂取は最低限でも生きられます。
ところが「脂肪」はそうはいかず意識して摂らなければ生きていけないのです。
●「脂肪を食べる = 太る?」
…と思っている人が多いですが、それは間違い。
ほとんどが無関係だったのです。
食べた脂が「ぜい肉」になるわけではありません。
●「コレステロールが高い = 心臓病になる?」
これも完全な間違いです。
高コレステロールの食事をしても、血中コレステロール値には影響が出ません。
炭水化物は「認知症」を招く
認知症の発症リスクについて最新の研究結果は次の通り
- 「炭水化物」をたっぷり摂ると、4倍高くなる。
- 「健康的な脂肪」をたっぷり摂ると、42%低くなる。
- 「タンパク質」を食肉、魚からたっぷり摂ると、21%低くなる。
アルツハイマー病の患者は、脳と脊髄の髄液内の脂肪、特に「コレステロール」と「遊離脂肪酸」が著しく減っています。
65歳以上 8,000人の追跡調査結果
2003年~2007年、4年間の追跡調査で280人が認知症を発症していました。
発症リスクを調べた結果、、、
- 「魚」を食べる人は、食べない人より37%低かった。
- 毎日「魚」を食べる人は、44%低かった。
- オリーブ油・アマニ油などの「オメガ3脂肪酸」を食べる人は、60%も低かった。
- 「動物性脂肪のバター」については、食べる食べないに関わらず差がなかった。
- 「オメガ6脂肪酸」をたっぷり食べる人は、食べない人の2倍高かった。
- 「オメガ6脂肪酸」をたっぷり食べても「オメガ3脂肪酸」を食べる人は、それほどでもなかった。
これによって「オメガ6脂肪酸」の悪影響を「オメガ3脂肪酸」が打ち消してくれることが分かります。